「FXは危ない!」
「FXはリスクが大きい!絶対に稼げない!」
「FXはギャンブル!借金を背負うこともある!」
果たして本当にそうでしょうか?
実際にはFXのみで生計を立てる個人トレーダーは多くいます。
彼らは特別な存在ではなく、多くの人と同じように初心者として参入し、経験値を積み重ねて注意点や勝ち方、稼ぎ方などを学んできた人々です。
本記事では初心者トレーダーから脱出するための、FXの注意点や失敗例と解決策についてまとめています。
そもそもFXとは?
簡単なおさらいをすると、FXは二国間の通貨を売買して、差益で利益を出す投資方法です。
国内だと25倍海外だとそれ以上のレバレッジ(証拠金取引)をかけれるため、少額から始めても大きな利益を狙えるといった特徴があります。
少額から大きく稼げる可能性があるため、FXは幅広い世代に人気。
FXのみで生計を立てる専業トレーダーや、サラリーマンとして働きながら副業としてFXを取り組んでいる人もいます。
通常仕事で収入を上げることは並大抵なことではありません。
しかし、FXの取引は時間をかけることなく簡単に行えるため、誰でも利益を手に入れるチャンスがあります。
もちろん、基本的な知識は必要になりますが、そんなに難しいものではありません。
失敗から学ぶFXの注意点!避けるべき最大のリスクとは?
FXの証拠金管理における主な注意点は以下の2項目です。
非常にシンプルな内容です。
では一体、なぜ注意すべきなのでしょうか?
それはどちらも、資金を大きく減らすリスクがあることを意味するのです。
強制ロスカットについて
市場に参加して強制ロスカットされたということは自身の資金管理ができていない証拠です。
証拠金維持率が一定基準(国内口座:100%,海外口座:50%)を下回ると、FX会社が強制的に保持するポジションの損切り注文を執行すること。
強制ロスカットを避けるには資金管理を徹底して、レバレッジを低く保つことが肝要です。
関連記事:FXでのレバレッジや1ロットとは?その意味と国内海外口座の違い
追証(追加証拠金)について
もっとも避けるべきリスクが追証(追加証拠金)です。
追加証拠金の略称。証拠金が足りずに追加で入金が必要になること。
通常であれば、追証が発生する前に強制ロスカットが発動します。
しかしスイスフランショックのような瞬間的大暴落に直面した際に、各FX会社のサーバーに負荷がかかるため約定力が弱まり、決めたポイントで決済ができなくなります。
この場合、相場が落ち着いたところで証拠金維持率が低いと損切り注文(強制ロスカット)が発生し、トレード資金である証拠金を大きく減らします。
そうなれば、証券会社が下落したレート帯までポジションを維持するのに必要だった証拠金を追加で入金しなければなりません。
つまり、何度も追証の発生を繰り返せば、FXに回していない資産をつぎ込むこになるのです。
この仕組みから、FXは借金を背負うというイメージが浸透しています。
裏を返せば、それだけ多くのトレーダーが「負けて」いるのです。
追加証拠金は国内の証券会社のルールで、海外の口座の場合は証拠金が0%になったら取引をストップし証券会社に借金をしない「ゼロカットシステム」が導入されています。
どちらがよいとは一概には言えませんが、どちらにしろこれらが発生した段階でそのトレードは失敗であり、市場から退場する「負けトレーダー」になるのです。
失敗率高め!FX初心者が失敗する3つの事例
初心者FXトレーダーは、等しく同じような失敗に陥ります。
誰もが経験する初心者特有の失敗はいくつもありますが、とくに次に上げる3つの失敗例は、多くの人が一度は経験しているのではないでしょうか?
失敗例1:必勝法を求めて手法やノウハウを読みあさる
初心者が最初に知るべきは、FXに聖杯はないということです。
しかしなにも知らない初心者は、絶対に勝てる手法やノウハウがあるのではと、多くの書籍やブログを読みあさり、自分に合った手法を見つけられないままトレードに挑んでしまうことがあります。
繰り返しになりますが、FXに必勝法はありません。
もちろん、FXは勉強をしなくては勝つことはできず、多くの情報から自分のスタイルを模索していく必要があります。
失敗したからと次々と手を変えるのではなく、自分の得意なトレードスタイルを見極めて、回数を重ねながら着実にスキルアップを目指すことが、勝ちトレーダーとなるコツなのです。
失敗例2:利益が出始めたらロット上げる
「FXを始めてみたら、簡単に稼げた!自分はトレードの才能があるのでは…?」
「同じやり方でもロットを上げれば、もっと稼げそうだ!」
初心者が失敗しやすい例として、ビギナーズラックがあります。
この幸運に出会うと自分の技量と才能を過信してしまい、自分の手法が確立していないのにロッドを上げて高利益を狙うことがあります。
ロットを上げるのは悪いことではありません。
経験が浅くメンタルや手法が伴わないうちに、欲を出してしまうことが問題なのです。
ロットを上げるのは勝ち負けに左右されず、常にメンタルがフラットな状態でトレードができるになってから行うのものです。
失敗例3:トレンドへ飛び乗りする
初心者から中級者くらいにありがちなのが、トレンドへ飛び乗りをすることです。
一体どのようなトレードなのか、実際のチャートを使って具体的に解説します。
上図のチャートは、2020年7月24日〜31日にかけてのUSD/JPYです。
一週間かけて価格は、ジリジリと3円近く下落しているということがわかるでしょう。
次に、2020年7月31日において一気に1円近く急落したシーンです。
多くのトレーダーは、連日下がってきているチャートを見ているので、売り注文を仕掛けて、下落トレンドに飛び乗ってみたくなるのではないでしょうか。
売り注文を仕掛けたトレーダーがこの後どうなったかを、想像をしてみてください。
下落トレンド転換付近で売り注文を仕掛けたトレーダーは、急上昇するトレンドにより、含み損を抱える結果になってしまいました。
この例のようにトレンド転換付近において、流れを読み切らずにトレンドに飛び乗る行為は、相場に大きな影響を与えるヘッジファンドなどの大口機関投資家からすれば、よいカモでしかありません。
安易にトレンドに飛び乗るのではなく、相場を長期視野で考えて、じっくり待つのも技術の一つです。
FXは結局稼げるの?具体的な失敗しない取引手法とは?
失敗例についてまとめると、以下のようになります。
いかがでしょうか?
(初心者には難しそうだなぁ…)
(これができたら、もう初心者しゃないと思う)
(FXはやっぱり才能ある人だけが稼げるマネーゲームなんだ…)
おそらく多くの初心者はこのような印象を抱くかもしれません。
たしかに、上記で紹介した解決策を一朝一夕で身に着けるのは難しいでしょう。
そこでこれらを解決できる手法として、自動売買ツールはいかがでしょうか。
与えられた取引ルールにしたがって自動で売買を繰り返すツール。
同じツールであれば誰が運用しても取引結果は同じになる。
自動売買は近年に注目がされている、新しいトレードスタイルです。
「FXの自動売買って稼げるの?」
「怪しい金融商品には手を出したくない!」
などと、懐疑的な意見も多く、プログラムに頼る「自動売買」と聞いて不安に感じるのも当然でしょう。
そこで自動売買に関して、少しだけ詳細を掘り下げてご紹介します。
初心者の失敗例も簡単に解決!FX自動売買とは?
自動売買であれば、先ほどの失敗例も一気に解決ができます。
収益面についても、自動売買を用いることで着実に利益を積み重ねるという運用結果を別記事にて解説しるので、参考にしてみてください。
関連記事1:FXで儲けるなら自動売買がおすすめ!安定した稼ぎ方を解説
関連記事2:FX初心者の稼ぎ方として自動売買がおすすめ!その理由を解説!初心者講座
つまり自動売買は、自分で利確をする裁量トレードのような「一回で大きな利益」を出すことはできず、日々「少しずつ利益を出す」システムだということです。
自動売買は夢の一攫千金プログラムではなく、確実に利益を作り出すプログラムだと知っていれば、不安に思う必要はないでしょう。
まとめ:FX初心者が注意するポイントは?3つの失敗例とその解決策とは
本記事で紹介した内容は以下の通りです。
初心者に陥りがちな失敗例は、中級者になるための試練です。
しかしその試練を乗り越える方法は多種多様で、時間をかけて習得できるものもあれば、誤った方法で失敗することもあります。
試行錯誤を重ねることで、確実にトレーダーとしての腕前は上がっていくでしょう。
よくある失敗を回避するために自動売買ツールを使うのも方法の一つです。
自分に合ったトレードスタイルを模索するなかで、自動売買ツールの導入を検討してみるのもよいのではないでしょうか。