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FX(エフエックス)とは?相場・メリット・歴史・リスク・自動売買

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FX(エフエックス)とは?

FXとは「Foreign eXchange」の略で、外国為替証拠金取引のことをいいます。

ドルやユーロなどの外国通貨を売買し、その差益を目的とした金融商品です。

普段日本で生活している以上「日本円」を使って買い物をしますが、アメリカでは日本円ではなく、アメリカ(米)ドルを使って買い物をしますよね。

もしあなたが、アメリカに旅行行くとした時に、日本円とアメリカドルに両替する必要があります(日本円が使えないため)

その交換レートを仮に「1ドル=100円」とし、あなたがこのレートの時に1万円で100ドルに両替したとします。

3ヶ月後にこのレートが「1ドル=105円」になったとした場合に、500円利益が出ている計算になります。

これが10万円なら5000円、100万円なら5万円と利益がでることになります。

このレートの変動を利用して利益を得ていく方法をFXと言います。

外国為替は国の数だけ通貨が存在し、その組み合わせでできるのが通貨ペアとなり取引をすることが出来ます。

ただ、マイナーな通貨は情報が取りづらく、さらに扱っているところもなかったり、更には手数料も高かったりするのでオススメはしません。

我々日本人が取引する場合は、取引量が多く、馴染みの深いドル円から取引を始めるのがおすすめです。

FX(エフエックス)相場の種類

FXでは、価格の値動きについてですが大きく分けて2つしかありません。

「レンジ相場」と「トレンド相場」です。この2つが繰り返されることにより相場が形成されていきます。

それぞれの相場で取り組むべきトレード手法が変わってきますので抑えておきましょう。

まずレンジ相場とは別名ボックス相場とも言われ、一定の値幅で均衡しているときのことを指します。

買い勢力と売り勢力が均衡することにより形成されていきます。

全体の7割がこのレンジ相場で大半はほとんど動かないものと覚えておくと良いでしょう。

そしてこの相場で有効的な手法が、サポートとレジスタンスラインでの反発を狙い利益を積み上げていくスキャルピング。

ちなみにレジスタンスラインというのは、上昇してきたレートが反転したポイントに惹かれた水平線のことで相場がその水準よりも上昇しないと思われるライン、サポートラインはその逆で下落してきたレートが反転したポイントに引かれた水平線のことを指します。

意識されているだろう節目を狙い、ラインに近づいてきたらエントリーをし反発を狙います。

反発した後はある程度の価格で利益確定していきましょう。

一方トレンド相場というのは、上昇か下落の一方方向に動き続けている相場で、残りの3割に該当します。

トレンドは綺麗に一直線右肩上がりに作られていくわけではなく、押し目、戻り目をつけながら形成されていきます。

例えば、上昇トレンドの際には、一時的な反落が発生するのですがこれを押し目と呼びます。

相場は先程説明したレジスタンスラインで一旦止まることも多く、反落して押し目をつけながら上昇していきます。

FXのメリット

著者が実際にFXをやっていて感じるメリットは下記です。

  1. 小資金で出来る
  2. 時間や場所を選ばず出来る
  3. 市場規模が大きい
  4. 値下がり時でも取引が出来る
  5. スマホアプリで取引が出来る

小資金で出来る

まず、「小資金で出来る」という点ですが、FXは数百円からでも始めることができます。

多くの投資は数百万円、数千万円と大きな元手が必要なことが多くなかなか気軽に始めることは出来ません。

その反面、FXなら最初の敷居が低く、またデモ口座から始めて練習も可能です。

さらに、「レバレッジ」という自分の資金を担保にすることで、その資金の何倍もの金額で取引する方法もあります。

国内証券会社は最大25倍、海外証券会社は最大1000倍で取引も可能です。

仮に1000倍だとしたら500円から始めても50万円分のトレードができますし、多くの人が始める10万円なら1億円相当でスタートできます。

FXに限らず投資は、元本である資金が大きれば大きいほど利益も大きくなるので、レバレッジを上手く使えば、比較的早く資産を増やすことができます。

時間や場所を選ばず出来る

次に「時間や場所を選ばず出来る」という点。

ネットを通して証券会社より注文をしていくため、家でも、職場でも、海外にいたとしてもネットに繋がったスマホさえあれば取引が可能です。

さらに、為替市場は基本平日は24時間開いてますので、朝起きてから会社に通勤するまでの間、お昼休みの時間、お仕事が終わって寝るまでの間などいつでも取引が可能です。

日中仕事が忙しいサラリーマンの方や学生や主婦の方など、どなたでも自分のライフスタイルに合わせて好きな時間にトレードできるのはFXならではの魅力です。

市場規模が大きい

最後に「市場規模が大きい」という点です。

参考:BIS(国際決済銀行)https://www.bis.org/statistics/rpfx19_fx.pdf

実は為替取引の取引高は6兆ドル/日(600兆円相当)に上ります。

どのくらいの規模がイメージがわかないと思いますが、世界のモノの貿易高が16兆ドル/年なので、為替取引3日間分で1年間のモノの貿易以上に値するってことなんです。

要するに、かなりデカイ市場なので、みんなでゴリゴリトレードしたとしても、それが影響で価格が上がったりとか下がったりとか、そういった影響はほとんどありません。

ですから、ライバルが増えるからとか一切気にせず、みんなで資産を増やしていける環境なのです。(モノを扱う転売とかだとそういきませんよね)

値下がり時でも取引が出来る

FXでは、空売りという方法で暴落時でも稼ぐことができます。

詳しい仕組みについてはまた別の記事で解説しますが、上がっても下がっても常に稼ぐチャンスがあります。

スマホアプリで取引が出来る

パソコンを持っていない方でも、スマートフォンのアプリで簡単に取引ができます。

また外出中や仕事の隙間時間にでもトレードすることができるのは、忙しいサラリーマンの方にとってもありがたいですね。

FXの歴史

FXが日本で誕生したきっかけは、1998年に『改正外為法』が施行され、個人でも為替取引が行えるようになったことからです

過去、日本では為替取引は法律によって厳しく制限していました。

1949年に施行した「外国為替及び外国貿易管理法」では、通貨の取引を原則禁止。

その後、1980年の改正により、貿易等に関する為替取引は認められましたが実際に取引できるのは銀行等金融機関のみ。

個人が為替取引を行うことはできませんでした。しかし、その後1998年の「改正外為法」の施行で、一般企業や個人も為替取引ができるようになりました。

当初は、悪質な業者で溢れていた

開始当時は金融庁がFXに対して十分な注意をしていませんでした。

そのため、悪質な業者が次々とFX業界に参入し、詐欺事件が多発しました。

中でも問題となったのがスリッページ詐欺です。

※スリッページとは注文した値段で約定せずに、その後レートが変わってしまってから約定すること。

サーバーエラーなどで、時折スリッページが発生することあります。

しかし、当時は、故意にスリップページを発生させて儲ける悪質な業者が後を立ちませんでした。

さらに、当時はスプレッドが今よりも何倍も高く、業者に有利な仕組み。

金融庁は2005年にようやく動き。「金融先物取引法」が改正され、すべてのFX業者に登録が義務付けられました。

これにより金融庁からOKが出ない業者は営業ができない状態になり、悪徳業者は排除されました。

2009年4月信託保全が義務化

信託保全とはFX会社が倒産しても、預貯金が返還される仕組みのこと。

これによりFX会社が倒産した場合でも投資家が守られるようになりました。

2010年日本でのレバレッジ規制

当初は、レバレッジの上限がなく、高いレバレッジで資金管理が出来ていないトレーダーの破産者が続出。

そのため、金融庁は投資家保護という名目で2010年に日本国内のFX業者が提供できるレバレッジを最大50倍に規制しました。

その後2011年には最大25倍にまで規制強化され、さらに、2017年頃から金融庁がレバレッジを10倍までに規制することを検討していると報道されています。

FXのリスク

もちろんFXは投資ですので、それなりのリスクはあります。

先ほどお話しした、「レバレッジ」を使うことで大きく稼ぐことができますが負けた場合には損失も大きくなります。

自己資金をすべて失うこともありますので

余剰資金でトレードする
レバレッジは2倍~3倍までにする
など自己資金の管理が大切です。

FX自動売買の種類について

FXの自動売買の種類は3つあります。

1.EA
2.コピートレード
3.選択型システムトレード

それぞれ解説してきます!

1.EA

EAとはExpertAdvisorの略でMT4(メタトレーダー)と言われるソフトで稼働する自動売買プログラムです。

そしてMT4は、ロシアのMetaQuotes社が開発した世界一使われているFX無料チャート分析ソフトです。

チャートとは相場の動向をグラフに表したもので、価格の値動きはローソク足が使われるのが一般的です。

ちなみにローソク足は一定期間の相場の4本の値(始値、高値、安値、終値)を用いて一本の棒状のことで、これをつなげたものをチャートと呼ぶ。

このチャートを出すMT4単体では自動売買はできません。世界中の開発者が作った独自の自動トレードシステムであるEAをインストールし設置することで、自動売買をすることが可能。

これにより私たちがお仕事している時も、遊びに行っている時も、そして寝ている間も、市場が開いている時はずっとFX取引を自動で行なってくれます。

世界中の開発者が作った様々なロジックのEAがあるので、ネットなどで検索し好きなEAをダウンロードし、MT4に導入することで自動的に売買することができます。

EA開発者や自動売買によって、ロジックや手法が異なるのでデモ口座で検証し、勝てるEAを見つけることが大切です。

詳しく知りたい方は、MT4でFXの自動売買を設定する方法/使い方について解説!【画像付き】をご覧ください!

2.コピートレード

コピートレードとは、プロトレーダーの口座と自分の口座を同期させ、プロのトレーダーが取引したのと全く同じようにトレードさせることをいいます。

メリットは、プロのトレーダーが取り引きしているので、プログラムを使った自動売買とは違って急激な相場変動にも柔軟に対応することができます。

ただ、勝てないトレーダを選んでしまうと資金を溶かしてしまいますので、勝てるトレーダーを選べるかが重要です。

MT4/5にはシグナルという機能が標準搭載されていて、このシグナルを使えば「コピートレード」ができるようになります。

それぞれが取引履歴、口座残高、統計情報を公開しており、自分で詳細を確認した上でコピートレードに参加することができます。

3.選択型システムトレード

選択型システムトレードとは、名前の通り選ぶだけの自動売買です。

利用者はただロジックやストラテジーを選ぶだけでFXの自動売買を行うことが出来ます。

内容はほとんどEAと変わりませんが、MT4ではなく証券会社のWEBサイト上で稼働できる点が大きく違います。

主に2種類あり、ストラテジー型とルーフ・リピート型に大きく分けることが出来ます。

まずストラテジー型はいくつものロジックやストラテジーを用意されており、自分の資金、取引したい通貨ペア、システムの特徴や運用実績などを比べて好きなものを選択すればよいだけです。

インヴァスト証券の「シストレ24」が有名です。

デメリットとしては、スプレッドが広く手数料が高いことが挙げられます。

便利な自動売買が使える一方で、その分のコストがスプレッドに反映されているのでしょう。

どんな優秀な自動売買でもこのスプレッドの差が大きくなれば勝てるものも勝てなくなりますし、余計なコストを払っていることになりますのでその点も念頭に入れてやりましょう。

もう一方でループ・リピート注文型のシステムもあります。

こちらはストラテジーを選ぶのではなく最初に自分で値幅を決めてその値幅の中で新規注文と決済注文を繰り返す仕組みです。

主に、明確なトレンドが発生していないレンジ相場で有効で、細かく利益を積み上げていく仕組みになっています。

マネースクエアが提供しているトラリピが最も有名です。

自動売買なら誰でもプロが生み出した手法でトレード可能

前述したように、FXにはリスクがあります。

初心者がいきなり勝てるほど、FXの世界は甘くありません。

何年もかけて、数百万円は溶かす覚悟でトレードしないとFXだけで稼いで生きていくのは難しいでしょう。

ただ、FX自動売買なら、初心者でもいきなりプロと同じようにトレードすることができます。

FXを始めるなら、FX自動売買をおすすめいたします。