FXの手法には、無数の種類が存在します。
「どの手法を選べばいいのかわからない」
「初心者向けの手法はないの?」
このような疑問をお持ちではありませんか?この記事では、自分に合った手法を見つけるために、手法の種類や初心者におすすめの手法を紹介していきます。
最後まで読めば、あなたにピッタリの手法が見つかるでしょう。
手法には2種類の分類がある
手法には、大きく分けて順張りと逆張りの2種類が存在します。
結論からいうと、初心者には逆張りがおすすめです。ここでは、それぞれの特性について解説していきます。
順張り
順張りとは、「価格の動いている方向と同じ向きにトレードをすること」をいいます。順張りは、基本的に値動きの大きいトレンド相場で効果を発揮します。
反対に、値動きの小さいレンジ相場には不向きです。また、順張りは上級者向きでもあります。
なぜなら、順張りは明確なエントリーや損切の基準が設けにくいためです。そのため、初心者にはおすすめできません。
逆張り
逆張りとは、「価格の動いている方向と反対の向きにトレードをすること」をいいます。
逆張りは、ストップロスを置く場所が明確になり、エントリーする箇所も明確なため、初心者向けといえます。
後ほど紹介する初心者におすすめな手法はすべて逆張り手法となっています。
初心者におすすめの手法
ここからは、初心者におすすめの手法を具体的に紹介していきます。初心者でもマネできるように、簡単な手法のみを取り上げています。
自分に合った手法をこの中から選んで、実際に試してみましょう。
ピンバー
ピンバーとは上記画像のような、ヒゲが長く伸びてローソクの実態部分が極点に短い形を指します。
形です。この形が出たらエントリーするというだけなため、初心者にも簡単に再現できる手法となっています。
この形が意味するのは、投資家たちがさらなるロングを試したものの、ショート勢によって大きく押し戻されたことを表しています。
ピンバーは反転シグナルとして非常に明確なため、初心者におすすめの手法となっています。
初心者はまずこの動きを念頭において他の手法を試して見ると良いでしょう。
ダブルトップ
ダブルトップは、非常にポピュラーな手法です。わかりやすい形のため、初心者でも判断しやすい手法となっています。
この形の意味としては、一度止められた高値をもう一度試したが、「ダブルトップの兆候を読んだ」トレーダーに止められて、下落していったというイメージです。
ダブルトップのエントリー個所は、高値が2回止められた後、前回安値を更新したところでエントリーするのが望ましいです。
ダブルトップは、形がわかりやすいことはもちろん、出現頻度が高いのが特徴です。そのため、初心者向きの手法といえます。
また、すべての手法にいえることですが、ダブルトップは5分足や15分足で発生しても反転する可能性は低いです。ダブルトップを狙うなら、4時間足や日足が好ましいでしょう。
ヘッドアンドショルダー
ヘッドアンドショルダーは別名「三尊天井」とも呼ばれており、ダブルトップと同じくらいに有名なパターンです。
画像のように、両脇の山が肩、真ん中の山が頭というイメージからヘッドアンドショルダーと呼ばれています。
この形の意味としては、真ん中の頭で力尽きた勢いがそのまま反対勢力に持っていかれたというのを表しています。
エントリー個所は、3番目の肩が形成された際にエントリするのが望ましいでしょう。
この形は、出現頻度がダブルトップに比べて低いですが、初心者でもわかりやすい形のため、おすすめな手法です。
手法をさらに活かしていくための工夫とは
これまで、初心者におすすめの手法を解説してきました。ただし、これらの手法だけを学んでも、勝てるようにはなりません。ここでは、手法をさらに活かすための工夫を解説していきます。
過去検証をする
過去検証とは、MT4や専用の過去検証ツールを使って、特定の手法が通用するかどうかを調べることです。
例えば、ピンバーが本当に使えるのかどうかを確かめたいと思ったとします。その場合、MT4や専用の過去検証ツールを使って、過去数年間の間にピンバーが出た際に反転していたかどうかを10~100回ほどで記録を取るのです。
この作業は正直骨の折れる作業です。しかし、これをやることで、その手法が本当に現在の相場に合った手法なのかを確かめることが可能になります。また、過去検証をしている間に新たな改善点が見つかることもあるでしょう。
相場というのは、1年前に有効だった手法が今はもう使えないといったような、移り変わりの激しいものです。現在の手法を過去検証して、より良い手法にアップデートしていきましょう。
必ず損切りを設定する
FXでは、どんなにうまい人でも、すべての相場で勝つことは不可能です。相場を1割でも読めれば良い方でしょう。
その1割をいかにリスクを抑えて、上手に立ち回れるかが勝ち組トレーダーと負け組トレーダーの分かれ道だと言っても過言ではありません。
そのため、どんなにチャートが予想した向きにいきそうでも、損切ラインを設定してからエントリーするようにしましょう。
例えば、ダブルトップの場合、高値が2回止められたラインを抜けたところに損切決済を置きましょう。三尊天井やピンバーも同様で、前回高値を抜けられたら損切できるように設定しておくことをおすすめします。
■まとめ
初心者におすすめな手法を解説しました。今回の記事で、お気に入りの手法は見つかりましたでしょうか。
ピンバーやダブルトップ、ヘッドアンドショルダーの中で、いいと思った手法を過去検証をした後に試してみましょう。
また、手法は今回解説した3種類以外にも無数の種類が存在します。今回解説した手法に慣れてきたら、別の手法に挑戦するのも良いかもしれませんね。