XMで口座開設時にはマイナンバーカードの提出が求められます。しかし、提出しなくても口座を開設することができるため、本当に必要なのか迷う人もいますよね。
この記事ではXMで「マイナンバーカードを登録するとどうなるのか?」また「登録しないとどうなるのか?」を解説していきます。
結論から言えば、現段階ではXMにマイナンバーカードの提出は不要です。
この記事を読むことでマイナンバーカードの登録の必要性を知り、登録するかどうかの判断基準にすることが出来ます。
XMでマイナンバーカードの提出が不要な理由
日本人向けのXMではマイナンバー提出義務はない
XMの本社はキプロス共和国のリマソルにありますが、日本向けサービスを行っているのはXMの子会社、「XM Trading」です。
ここは本国キプロスが保持している金融庁ライセンスが異なり、セーシャル諸島のライセンスを介して運営されています。
このセーシェル金融庁のライセンスは、マイナンバーの提出義務がありません。そのため、日本人向けのXMではマイナンバーの提出は不要なのです。
XM本社の取引では日本人はハイレバ取引が出来ない
XM本社ではキプロスの金融庁ライセンスを保持しており、こちらは世界的にも審査が厳しいため、マイナンバーの提出が求められます。
では何故、日本では信頼性の高いキプロスではなく、セーシャルのライセンスで運用される子会社で取引されているのでしょうか。
それは日本の金融庁がキプロス側にハイレバレッジで取引出来ないように通達したからです。
そこでXMは日本人向けにマイナーなライセンスの子会社で取引するようにしたため、セーシャル諸島を経由して運営されるようになった結果、日本ではマイナンバーの提出がいらないのです。
何故マイナンバーカードの提出が任意で行われるのか
セーシャル諸島の金融庁ライセンスではマイナンバーが不要なら、「わざわざ任意で提出させる必要はないのでは?」という疑問をお持ちの方もいると思います。
マイナンバー自体は、FXで得た利益は納税する必要があるので、マイナンバー(納税者番号)を登録させることで、脱税などを防ぐ目的があります。
銀行を通した取引であれば、監督官庁が取引の情報を銀行に求めて開示させることもできます。
XMでは基本的にFXの利益分の出金は銀行取引でしか対応していないため、脱税が起こる可能性は低いです。
ただし、本国のXMではマイナンバーカード提出は必須のため、XMTradingでもそれに倣い、トレーダーに対してマイナンバーを要求しているのです。
マイナンバー登録義務化の可能性がある?
現時点ではマイナンバー登録は義務ではありません。
しかし、今後マイナンバー登録が義務化される可能性が無いとは言えません。
例えば、以下のようなことが起きればマイナンバー提出が日本のXMでも義務になるかもしれません。
- セーシャルの金融ライセンスがマイナンバーの提出を義務化した場合
- XMの日本人向け子会社の金融ライセンスがセーシャル以外での取得になった場合
それぞれの可能性について解説します。
セーシャルの金融ライセンスがマイナンバーの提出を義務化した場合
XMでは国によって取得している金融ライセンスが異なります。
日本での取引にはセーシェル諸島で取得したライセンスが適用されていますが、現時点ではマイナンバー登録は義務化されていません。
しかしセーシェル諸島の金融ライセンスがマイナンバーの提出の義務化するようになった場合、当然ここでライセンスを取得しているXMTradingもマイナンバーの登録が必須になる可能性があります。
XMTradingの金融ライセンスがセーシャル以外での取得になった場合
もしも日本のXMTrading運営陣がセーシェル諸島ではなく、別の場所でライセンスが取得することになった場合は、当然取得した金融庁ライセンスによってはマイナンバー登録が必須になる可能性があります。
かつて日本の金融庁がキプロス側に為替取引の制限をかけたように、国の金融庁のルールが変わる事はありえるのです。
では、もしそうなった場合に「マイナンバーの登録していないけど、大丈夫だろうか」という心配を持つ方もいますよね?
マイナンバーの登録自体はすぐにできるので、念の為に登録しておきたいという人は、登録しておくのもありかもしれません。
そこでマイナンバーを後から登録する方法を紹介します。
XMでのマイナンバーカード登録方法
XMの公式サイトにログイン後マイアカウントから登録することができます。
マイカウントを選択すると口座の詳細が表示されるので、追加情報のマイナンバーの欄を選択しましょう。
「マイナンバーをお持ちですか?」がデフォルトで「いいえ」になっているので、「はい」にして送信しましょう。
マイナンバー登録はマイナンバーカードを取得する必要がなく、「マイナンバー通知カード」の数字だけで登録できるので、今後義務化されるようであっても十分に間に合います。
口座有効化のために必要な書類
XMで取引するためには口座有効化をしなければならず、XMTradingはセーシェル金融庁(FAS)の認可を受けているため、本人確認書類を提出しなければ取引することはできません。
上の2つの書類をパソコンやスマホで撮影してアップロードする必要があります。FAXや郵送はできませんので注意が必要です。
住所確認書類
XMに提出して認められる書類。
- 運転免許証
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード
発行より6カ月以内であれば提出が認められる書類はコチラ。
- 住民票
- 印鑑証明書
- 公共料金
- 携帯電話料金領収書
- クレジットカード明細
- 納税通知書
一般的に免許証か健康保険証を提出しますが、マイナンバー通知カードも認められているので、現住所と同じであれば提出してもいいかもしれません。
本人確認書類
個人を特定できる書類であれば提出を認められます。認められる書類はコチラです。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 住基カード
- 特別永住者証明書
- 在留カード
- 障害者手帳
上の中から提出しやすいものを選んで提出してください。運転免許証やマイナンバーカードはどちらでも提出できますが、併用できないので、注意してください。
いずれにしても、マイナンバーカードを本人確認書類として使えるのなら、ついでにマイナンバー自体も登録してしまっても良いかもしれませんね。
XMマイナンバーカードまとめ
この記事ではXMのマイナンバーカードの登録について登録不要の理由や、口座有効化の必要書類などについて解説してきました。
XMではマイナンバー登録は義務化されていないため、提出する必要はありません。
もし義務化された場合でも、すぐにマイナンバー通知カードの番号のみで後から登録することができます。
もちろん、悪用される心配はないので、口座有効化や住所確認書類としてマイナンバー通知カードを提出する人は、そのままマイナンバーも登録しても良いですね。