24時間チャンスを逃さず、効率的なトレードを実現してくれるEA。
「EAはどうやって選べばいいの?」
「そもそもEAって何?」
このような疑問をお持ちではありませんか?この記事では、EAの基礎的な知識からEAの選び方についてわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、あなたにとって最適なEAが見つかるでしょう。
EAの魅力とは
EAは「expert adviser」の略で、日本語にすると、「専門家が行う助言」という意味になります。
EAはMT4などのFX専用の取引ツールで自動売買を行うための設定ファイルです。
ここでは、EAを使う事の魅力や選び方、利用する際の注意点について解説して行きます。
サラリーマンでもチャンスを逃さずトレードできる
システムトレードを利用することで、忙しい時間帯でも取引チャンスを逃すことがなくなります。そのため、サラリーマンや経営者などに人気の取引スタイルとなっています。
また、24時間代わりにエントリーチャンスを探してくれるため、取引ルールがうまくはまれば短期間で大きな利益を狙うことも可能です。
エントリータイミングや建玉の数量、決済といったような本来自分で判断することを自動化することで、パソコンに張り付くことのない効率的な取引が可能になります。
知識がなくても取引可能
近年、国内FX業者はさまざまな自動売買ツールを発表しています。各社はより良い自動売買ツールにしていくために、毎年改善を繰り返しています。
その結果、現在では知識のない初心者でもシステムトレードを利用できるようになっています。
EAの選び方
さまざまな会社がEAを開発しています。あなたは、そこから1つのEAに絞らないといけません。では、どのようにして選択すればいいのでしょうか。
ここでは、良いEAを選ぶための基準を紹介していきます。
運用実績をしっかり調べる
当たり前の事ですが、EAは運用実績がしっかりしているものを選ぶようにします。
また、長期の運用で、トータルの実績を見るようにしましょう。これは、短期のトレード成績であれば、いくらでも都合の良い結果を見せることが出来てしまうためです。
勝率の高さや収益性だけではなく、数年単位の長期で運用すればしっかり利益が出るものを選ぶようにしましょう。
最大ドローダウン
最大ドローダウンとは、負けた際に一時的に失う最大の金額のことをさします。この値は非常に重要な指標で、低ければ低いほどよいです。
また、最大ドローダウンはバックテストの結果から、統計的に予想されるものであり、実際の数値とは異なるため注意しましょう。
最大ドローダウンの目安としては、10%ほどが好ましいとされています。ただし、これは相場に応じて臨機応変に対応しなくてはいけません。慣れるまでは経験が必要です。
プロフィットファクター
プロフィットファクターとは、総利益が総損失の何倍かを示すデータの事をいいます。この数値はEAを選ぶ際の大きな基準です。
1を基準としており、2が理想的な数値ですが、1.30以上あれば、優秀といえるでしょう。
EAを利用する際の注意点
稼働状況は細かくチェックする必要がある
EAは自動システムなので、アルゴリズムに沿って取引をするだけです。
例えば、世界の急な経済状況の変化などには対応していません。
人間のように状況に合わせて柔軟な判断をしてくれるのではなく、あくまで勝率の高いパターンで自動で取引を続けるだけなのです。
ほったらかしにせず、稼働状況は常にチェックするようにしましょう。
詐欺EAに気を付けよう
インスタやツイッターなどのSNSで突然EAの勧誘を受けることがあります。しかし、簡単に誘いに乗ってしまうのはやめましょう。
そのアカウントが有名かどうかは関係ありません。勧誘してくる相手をしっかり見極めて、自分で判断しましょう。
SNSの勧誘や無料EAでも良いEAの可能性はゼロではありませんが、できれば手を出さないことをおすすめします。
まとめ
今回は、EAの選び方についてまとめました。EAは、知識のないサラリーマンでもプロ並みのトレードができるため、選び方さえ間違えなければ非常に頼もしいものとなってくれるでしょう。
EAの選び方にはこれらを参考にしましょう。
また、EAはあくまで自動売買システムなので、急な相場変化にはついていけません。
システム任せでほったらかしにせず、こまめに確認して運用するようにしましょう。