「XMのゼロカットシステムはどんなときでも適用されるの?」と不安になることはありませんか?
そこで今回はXMのゼロカットシステムについて仕組みやリセットされるタイミング、ゼロカットされない条件について解説していきます。
この記事を読むことでわかることは以下の通りです。
この記事を読んでゼロカットシステムへの理解を深め、安心してトレードできるようになりましょう。
ゼロカットシステムの仕組み
ゼロカットシステムとは市場の急激な変化により大きな損失が出た場合、FX業者が口座残高のマイナス分を負担する仕組みです。
XMでは有効証拠金がマイナスのときやポジションを保持していないときにゼロカットシステムが適用されます。
ゼロカットが起きる具体的な状況から解説していきます。
有効証拠金がマイナス
有効証拠金がマイナスの場合にゼロカットシステムが適用されます。
有効証拠金とは残高+クレジット+含み益・含み損のことを指し、MT4・MT5のツールボックスから有効証拠金を確認することができます。
ポジションを保持していない
ポジションを保持していない場合にゼロカットシステムが適用されます。
しかし保持しているポジションがあり、含み益が出ていた場合は、残高がマイナスであってもゼロカットシステムは適用されない可能性があります。
これは有効証拠金がプラスになっている可能性があるからです。ゼロカットシステムを適用させるためには、必ず保持しているポジションは決済してください。
【補足】ボーナスクレジットはどうなるの?
ゼロカットが適用された場合にはボーナスクレジットはマイナス残高の補填にあてられます。
マイナス残高よりボーナスが多い場合にはマイナス残高分を補填する形になり、マイナス残高よりボーナスが少ない場合にはマイナス残高分を補填後にゼロカットシステムが適用されます。
マイナス残高がリセットされるタイミング
ゼロカットシステムが適用されるタイミングは30分程度〜数日とバラバラです。
ゼロカットシステムはXMが自動で行なっているため、口座残高がマイナスになった状態が継続されたことを確認してから、ゼロカットシステムが適用されることになります。
「もしすぐにゼロカットが適用されず、取引が出来ない」などあれば、以下の方法を試してみてください。
- 追加入金でゼロカットがすぐ適用される
- ゼロカットが適用されるまで別口座で運用
追加入金でゼロカットがすぐ適用される
口座残高がマイナスでゼロカットシステムがすぐには適用されておらず、次の取引ができない場合には、追加で入金することで、ゼロカットシステムが適用されます。
入金した金額もマイナス残高リセット後に反映されるため、即座にトレードを再開したい場合は、少額を入金しましょう。
ゼロカットが適用されるまで別口座で運用
XMでは追加口座で8口座を開設することができるので、ゼロカットシステムが適用されるまで、別の口座を利用することもできます。
ゼロカットされない条件とは?
XMは証券ディーラーライセンスを取得ししているので、規制機関により監督されています。
そのためトレーダーの資金が自分のトレード以外の理由で勝手にゼロカットされたり、ゼロカットされずに追加資金の催促を求められる事はないので、安心してトレードすることが出来ます。
しかし利用規約違反や不正トレードを行った場合にゼロカットシステムは適用されません。
ゼロカットシステムが適用されないパターンは以下の2つです。
裁定取引とは?
XMでの裁定取引を簡単に説明するとXMと他の海外FX業者のレートのズレを利用してトレードを行うことなどを指します。
例えばXMでドル円109.7円のときに別のFX業者を確認したところ110.7円だった場合に、これからXMもレートが上がることが予想されます。
しかしXMのレートがなかなか変動しないとき、レートに歪みが生じていることになり、XMで買いポジションを取ることで利益を得ることになります。
買いポジションに限らず売りポジションのときにも同様のことができますが、ゼロカットシステムは適用されませんし、口座凍結のリスクがあるので注意しましょう。
複数口座による両建て
複数口座による両建てはXM内での複数口座や別の海外FX業者の口座をまたいでの両建てを禁止しています。
これはボラティリティの高い窓が発生するタイミングや、FOMCや要人の発言時に両建てし、損失が出た口座のみ、ゼロカットすることで、利益を得るような行為を指します。
こういった行為は確実にバレますので、ゼロカットシステムの適用外になったり、口座凍結のリスクがあるので注意しましょう。
XMのゼロカットの仕組みやタイミングのまとめ
XMのゼロカットの仕組みやタイミングをおさらいすると、
この二つの条件のときにゼロカットシステムが適用されることになっています。
しかし残高がマイナスであっても、保持しているポジションに含み益があり、有効証拠金がプラスの場合には適用されないので注意しましょう。
ゼロカットシステムのタイミングについては、ゼロカットシステムがなかなか適用されない場合は少額を入金するようにしましょう。
時間を短縮してトレードすることができますし、入金したお金もゼロカット後に反映されるので、覚えておくといいかもしれません。
ゼロカットが適用されないパターンはXMでの禁止事項に触れた場合になり、口座凍結の恐れがあるので、絶対に行わないようにしましょう。