経済指標ってなに?価格が変動するの?いつ発表されるの?
こういった疑問に答えます。
経済指標・・・またややこしい言葉がでてきましたね。
ですが、FXのトレードするうえでは避けては通れない言葉です。
初心者の方にも分かりやすいように丁寧に解説していきます!
経済指標とは?
経済指標は、各国の公的機関等が発表する、経済状況を構成する要因(物価、金利、景気、貿易など)を数値化した、経済の現状や過去からの変化を正確に把握できるものをいいます。これは、マーケット(相場)が、その国の経済状況に応じて変化するため、将来のレート(価格)の方向性を予測する上で非常に役立ちます。
(引用:https://www.ifinance.ne.jp/learn/technical/fundamental02.html)
カンタンに言うと、経済指標というのは「今この国の経済の状況はこんな感じですよ」ということを発表するものです。
経済指標にはいくつか種類があり、価格に大きな影響を与えるものもあるので、何も見ないでトレードするのは危険です。
FXの価格を予想するのには、
- テクニカル分析→チャートを見て分析する方法
- ファンダメンタル分析→経済指標やニュースなどを見て分析する方法
があります。
経済指標を見ることは、このファンダメンタル分析に大いに役に立ちます!
価格への影響度
基本的にはアメリカの経済指標が最も価格に大きな影響を与えます。
「雇用統計」「FOMC」「ISM製造業景況指数」「四半期GDP」の経済指標が発表されるとどちらかにレートが激しく動きやすいです。
単純に、指標の数値が良い悪いではなく、市場が予想している値との乖離によってレートが大きく反応しやすくなっています。
要するに、誰もが予想しないような数値だった場合に価格が大きく変動しやすいということです。
よって、いくら数字が良くてもあまり相場が反応しないこともあるのです。
経済指標は何時に発表されるの?
日々発表されるこれらの経済指標ですが、国や地域ごとにより、主要な経済指標が発表される時間帯は大体決まっています。
主な経済指標の発表時間 | |
アメリカ | 22時半(夏時間は21時半) 24時(夏時間は23時) |
ユーロ | 18時 |
イギリス | 17時半 |
オーストラリア | 10時半 |
ニュージーランド | 7時45分 |
上記以外にも発表されている経済指標はたくさんありますが、主に注目するべきは上記の時間帯です。
各国の経済指標の詳細は、経済指標カレンダーで確認することができます。
重要な経済指標を解説!
基本的にどの国の指標でも大切なのは、
- 政策金利発表
- GDP発表
- 雇用統計
特に重要なものをそれぞれ解説していきます!
米国雇用統計
経済指標の中でも一番重要度が高く、世界でもっとも注目されている経済指標が米国雇用統計です。
雇用統計は、失業率&非農業者部門統計の2つで構成されています、同時刻に発表されるので、これらをまとめて雇用統計と呼びます。
発表は、毎月第一金曜です。
ちなみに、雇用統計前に、「雇用統計予想」というものが出されます。
これが大きく外れると一気に、数円のレート変動があることもあるので注意が必要です!
米FOMC政策金利発表
FOMCは、アメリカの金融政策(政策金利)を決定する会合です。(日本だと「日銀金融政策決定会合」にあたるもの)
FOMCは、米国金融政策の最高意思決定会合ともいえるので他国の金利にも影響を与える注目の指標です。
一般的に景気が良い場合、政策金利が高く、景気が悪い場合には政策金利が低く設定されます。
年に8回(約6週間に1回のペース)で行われます。
ただし、発表時間が、日本時間の朝4時15分(夏時間は3時15分)と遅いため、発表時刻に寝ている人が多いです。
価格に大きな影響を与える指標なので、起きてからガッカリするパターンにならないように注意しましょう!
GDP成長率
GDP成長率とは、日本語で「国内総生産」と呼ばれ、一定期間内に国内で生み出されたモノやサービスの総額で経済の規模をあらわすモノサシとなっています。
GDPは四半期(3か月ごと)に各国で発表されますが、アメリカのGDPが最も価格に影響を与えます。
アメリカのGDPの発表時間は、4月・7月・10月・1月、夏時間は午後9時30分冬時間は午後10時30分です。
一番重要なのは四半期の始まりの「速報値」で、4月に「速報値」→5月「改定値」→6月「確定値」という形で発表されていきます。
ISM製造業景況指数
ISMとは、米国の全米供給管理業界が発表する、アメリカの製造業における指標です。
数値が50%を超えれば景気拡大、下回ると景気後退と言われています。
また、生産、新規受注、在庫、雇用などが前月と比べて良くなったかどうかが注目されます。
事前に発表される予想値との乖離が広ければ価格も大きく変動します。
日銀金融政策決定会合
日本銀行の最高意思決定機関である政策委員会の会合のうち、金融政策の運営に関する事項を審議・決定する会合を、金融政策決定会合といいます。
要するに、日本の金融政策を決定する会合ということです。
年4回(通常1月、4月、7月、10月)の会合で審議・決定のうえ公表します。
発表時間は明確に決まっておらず、会合2日目のおおよそ日本時間の正午前後に発表されます。
以前はあまり注目されていなかったですが、日銀の総裁である黒田氏が事前に予想されていなかったサプライズ発表をたびたび繰り返し、注目されるようになりました。
忙しくて経済指標なんて見てられない・・・
チャートを分析して、経済指標にも気を配ってトレード・・・
初心者のかたには、かなりハードルが高いですよね。
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