海外の証券会社は日本の証券会社とは異なるロット数です。
この記事ではXMのロット数をしっかり把握するため、口座ごとの通貨量や1ロットでの必要最低証拠金などを解説しています。
また1ロット1pips動くといくらの損益になるのかを知ることで、用意した資金でどれくらいの通貨量で取引すれば良いかの目安になります。
そもそもロットとは
そもそもロットとは、FXの取引通貨量の単位のことです。
なぜ取引通貨量をわざわざロットという単位になおすのかと言うと、FXでは常に1万通貨や10万通貨といった大きな資金が動いています。
取引で実際に扱う数字としては大きく、通貨単位を把握するためにロットという単位を使用しています。
実際の1ロットあたりの金額の考え方として1番初めに知りたいのは、1ロットあたりの通貨量です。
1ロットいくらかは通貨ペアや為替相場によって変化します。
XMでスタンダード口座の場合、1ロット10万通貨です。
例えばこれを2021年5月時点でのドル/円が109円なので、1ロットあたり1090万円の取引をする事になります。
金額は大きいですが1ロット以下での取引も出来ます。
「こんな大金持って無いのに取引しても平気なの?」と思うかもしれませんが、XMにはゼロカットという仕組みもあるので大丈夫です。
ここまではロットは通貨単位だということを理解した上で、XMのロットについて解説してきます。
XMのロットについて
XMのロット(取引通貨量)や最大取引量、最小取引量はスタンダード口座、ゼロ口座とマイクロ口座では異なります。
これはマイクロ口座が少額で取引する投資家に向けて作られた口座だからです。
それでは1ロットあたりの通貨量や最大取引量などについて個別に解説していきます。
口座別の1ロットあたりの通貨量と証拠金
XMでは3つの口座に分かれており、1ロットあたりの通貨量は以下の通りです。
- スタンダード口座、Zero口座 : 1ロット10万通貨
- マイクロ口座 : 1ロット1,000通貨
スタンダード口座とZero口座では1ロット10万通貨です。
1ドル100円として10万通貨だと運用するのに1,000万円必要になります。
しかしXMは888倍のレバレッジをかけることができるので、実際には約1万円程度で1ロットを運用することができます。
それに対してマイクロ口座は1ロットが1,000通貨です。
スタンダード・マイクロ口座と同じように1ドル100円として、1ロットを運用するのに10万円必要になります。
ですが最大レバレッジの888倍をかけると約100円で1ロットを運用することができます。
実際にはXMの最小取引量は1ロットではないため、さらに少額で取引することができるので、取引量について解説します。
口座別最大取引量・最小取引量
XMでは口座ごとに最大取引量が違います。またXMのプラットフォームであるMT4/MT5によって、最小取引量も変わるので表にしました。
口座名 | 最小取引量 | 最大取引量 |
スタンダード口座 Zero口座 | 1000通貨 | 500万通貨 |
マイクロ口座 | MT4 10通貨 MT5 100通貨 | 10万通貨 |
単位を通貨で表にしていますが実際に取引する際にはロットで取引します。
表の通貨をロットで計算すると、スタンダード・Zero口座の最大ロット数は50ロット。1ドル100円で考えた場合、最大5億円の取引額になります。
実際に50ロットを運用すると仮定した場合、50ロットを買うために必要な額は5億円ではなく、レバレッジ888倍をかけて約56万円で運用することができます。
マイクロ口座では最大ロットは100ロット(10万通貨)なので、1ドル100円とすると、最大の取引額は1,000万円になります。
最大レバレッジをかけて最大取引量である100ロット(10万通貨)を1カ月運用した場合、月20pips動いたとすると2万円程度稼ぐことができます。
また取引においてロット数も大切ですが、取引する上で1pips動くといくらの損益が出るのかを知ることも必要なので解説します。
XMでは1pips動くといくらの損益
そもそもXMのpipsとは各国の通貨の最小単位の1%を示しています。異なる通貨ペアであっても共通の単位で変動幅を表すことができます。
実際に日本円で例えると最小単位は1円なので、1円の1%である0.01円が1pipsです。
これを踏まえた上でスタンダード口座での1ロット10万通貨で円建て口座の場合、1pips変動すると1,000円の損益になります。
1pips1,000円を基準としてロット数や変動率はそれに比例します。
なので基本的には1ロット1pips動くと1,000円の損益ということを把握していると、おおまかな損益を知ることができます。
しかしこれはクロス円での判断基準であり、1ロットあたりの価値は通貨ペアによって変わってきます。
XMではpipsを計算するための「ピップ値計算機」があるので、この計算機に必要な内容を入力するとリアルタイムのpipsを把握することができます。
これらを入力し、「計算する」を選択すると1pipsあたり日本円でいくらなのか?と1pipsあたりの決済通貨でいくらなのか?を知ることができます。
ですのでリアルタイムのpipsを知りたい人は計算機を利用することでpips値を把握することができます。
XMのロットについてまとめ
この記事ではXMのロットについて口座ごとの通貨量や1ロットでの必要最低証拠金、XMでの1pipsの損益などについて解説してきました。
XMは口座によって通貨量が違い、スタンダード口座では、1ロット運用するのにレバレッジ888倍をかけると約1万円で運用することができます。
ハイレバレッジでの取引はリスクを伴うことは間違いありませんが、取引量であるロット数をコントロールすることで、損失のリスクを下げることもできます。
また自分が取引しているロット数やpipsの変動をしっかりと把握することで安心して取引することができるのではないでしょうか。