「安定した収入」と言えば、どのようなものを連想されるでしょうか?
- 給与所得
- 配当収入
- 家賃収入
- 年金
世間一般のイメージからすると、上記のようなものが挙げられる傾向にあります。
これらとは対象にFXはお金を稼げる反面、失うリスクも伴うため、ギャンブル的な印象をお持ちかもしれません。
しかし適切な運用手法・考え方・知識が身についていれば、FXは安定した収入源の1つとなります。
本記事では、いかにFXの利益を安定させるか、なぜFX自動売買がおすすめなのかについて紹介していきます。
FXは安定しない?本当の勝ち方は?自動売買と裁量の違い
FXで安定して稼ぐ、つまり定期的に収入を得るというのは、仕組みを知れば難しいことではありません。
裁量と自動売買の違いに注目しながら、その仕組みを見てみましょう。
裁量FXの特徴
多くの人が抱くFXトレーダーのイメージは裁量取引です。
裁量取引の具体的な特徴は以下の通りです。
- 多くのモニターを並べて、チャートに張り付く
- レート値が上がるか、相場を監視して予測する
- 一発逆転で大儲けのチャンスがある
- 失敗すれば借金を抱えて退場
- ギャンブルなので凡人では勝てない
これらの特徴は部分的に真実であり、実際に世界中の専業トレーダーは、鎬を削って24時間体制で相場を監視しています。
また素人であっても短期間で100万→1000万に増やす人も少数います。
しかし一発逆転を狙った刹那的な稼ぎ方では、長期的に稼ぎ続けることは不可能です。
短期間で大きく稼ぐには相応のリスクが伴い、最終的に退場して失敗に終わる結末を迎えます。
過度なレバレッジを効かせていれば、追証(担保資金を追加で入金すること)の果てに、借金を抱えるケースもあり得ます。
そのイメージが広く浸透しているが故に、FXはギャンブル的なイメージが強く、好感を抱かれにくいというわけです。
FX自動売買とは?
FXの自動売買というのは、あらかじめ設定されてある取引ルールに基づいて、取引を自動で行うことをいいます。
例えば、
・106円になったら購入する
・相場がいくら変動したらポジションを決済する
・買いで入る売りで入る
といった様々な条件に基づいて取引を実行。
システム化することで24時間放置で自動的に取引をすることが可能です。
FXの初心者や仕事が忙しくてトレードする暇がない人でもFXを始めることができますが、注意点もあります。
FX自動売買の特徴
fx自動売買は、まだ世間に広く普及していない運用方法です。
その理由としては、以下の特徴が考えられます。
- 初期設定が(裁量と比べて)難しい
- 初期費用がある程度
- 爆発的な収益力はない
- 安定して利益を上げる
捉え方によっては、投資としての魅力が薄いと感じる人もおられるかも知れません。
またFX自動売買は、短期間で資金を〜倍にする、といった爆発的な収益力がないのも確かです。
しかしそれらを補える安定性という大きな武器があり、100万円の運用で、月に1〜2万円の利益を挙げるのは十分に可能です。
1回の設定で長期的に利益を上げ続ける、その特徴においてFX自動売買は不動産投資と共通するものがあります。
FX自動売買のメリット
・24時間自動トレード
FX市場は24時間トレードが可能な市場です。
大きな変動などが起こる時、日本では夜中なんてことも。
そういったチャンスを逃さず掴んでくれるのが自動売買です。
・システムに任せるから迷わない
FX初心者が難しいのはやはり、売買のタイミングです。
自動売買はツールに売買のタイミングを決めてもらいますので、あなたが判断することはありません。
・難しいテクニカル分析は不要
自動売買にはプロの投資家の手法をロジックとして取り込んでいるので、チャート分析を学んだり、経済動向を見たりなどということは不要です。
時間がなかったり余裕がなかったりする初心者にはとても有効な手段となります。
・損失を抑えられる
自動売買はポジションを持つだけでなく、相場が大きく動いた時損切りを行う機能も備わっていることが多いです。
初心者の方は、やはり損切りが難しく、心理学的にも買うより売る方が大変という研究もあるくらい。
ですので、これをツールに委託できるのも大きなメリットでしょう。
・設定が簡単
MT4上にインストールをするのですが、慣れてくれば5分ほどで設定まで完了します。
非常に簡単に設定ができるのと、新しい自動売買ツールが出たときもすぐに入れ替えることも可能です。
FX自動売買と不動産投資の儲かる特徴
毎月安定して家賃収入を得られる不動産投資と、定期的に決済利益をもたらすFX自動売買は似通った特徴があります。
不動産投資とfx自動売買の関連性
- 初期にお金を投じて物件を用意 ⇄ 初期に運用資金を投じてfx自動売買を設定
- 時間をかけて家賃収入を得る ⇄ 時間をかけて決済収入を得る
- 得た利益で新規物件を追加 ⇄ 得た利益で新規設定を追加
初期にお金を投じ、時間をかけて利益を出し、得た利益は再投資する構造が共通しています。
リスクは時間をかけて希釈し、運用を長期で捉え、最終的には大きくプラスにする戦略と言えます。
FX自動売買で失敗する人の特徴
不動産投資もFX自動売買も失敗するパターンには共通点があります。
それは長期で運用するのではなく、短期で手仕舞いしてしまうケースです。
不動産投資の失敗例は以下の集約されます。
土地や物件の将来を見据えて、長期的に家賃収入を得ることができれば成功です。
しかし全くの初心者に、それを判断するは少々難しいかも知れません。
続いてはFX自動売買の失敗例です。
詳細は次節で解説しますが、こちらも不動産投資同様に、長期的な運用を意識しなければ失敗に終わるケースです。
逆を言えばこれらの問題を解決することで、FX自動売買は安定的に利益をもたらす収入源に1つになります。
FX自動売買で安定して確実に稼ぐやり方・手法について
ここまでの内容をまとめると以下の1文に集約することが出来ます。
相場を長期的な視点で考えるとは、具体的にはどういうことでしょうか?
前節で紹介した失敗例を元に、FX自動売買で安定して稼ぐ手法を紹介します。
投入資金は多めに用意し、強制ロスカットリスクを減らす
投入資金を多く用意することで、強制ロスカットを避けることが出来ます。(余裕資金が十分に準備できなくとも、保有ポジションを減らすことで、調整可能です)
以下の事例をご覧ください。
画像の赤枠は2019年1月3日に発生した、瞬間的な暴落で通称「フラッシュクラッシュ 」と呼ばれるものです。
正月の早朝、誰もが相場に対して意識が向いていないタイミングに、ヘッジファンドが仕掛け売りを行いました。
市場参加者に対し、次々に強制ロスカットを巻き起こし、レート値は連鎖的に下落していきますが、蓋を開ければわずか1日で元のレート値に戻しています。
ヘッジファンドは定期的に仕掛け売りを行い、トレーダーの資金を刈り取りにきますが、保有ポジションに対し多めに運用資金を用意しておけば、強制ロスカットを免れることが出来るというわけです。
安定して稼ぐには、長期運用を重視
先ほどから再三申し上げている長期運用の重要性は、為替レートの7割は「レンジ相場」で形成されているからです。
レンジ相場は画像のように、一定のレート帯を行き来する相場を意味します。
一度掴んだポジションが逆行しても、長期的に見れば値が戻ってくる可能性は高く、レート値が下がったところでポジションを買い増しする「ナンピン」と非常に相性が良い組み合わせです。
このようにFX自動売買を相場に組み込むことで、自動で売買を繰り返し、積み上げた利益は最終的に原資を上回ります。
つまりFX自動売買で安定して稼ぐためには以下の項目を満たす必要があります。
- 長期的にレート値が戻るのを待てる
- 下がった所を買い増しする
これらを実現させるために、相場を長期的に捉え、余裕のある資金力、また抑えたレバレッジ管理が重要ということになります。