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21日の米国債相場で、30年債利回りが過去最低に達しました。
2月の購買担当者指数(PMI)速報値が2013年以降初めて縮小したことを背景に、新型コロナウイルスの世界経済への影響に関する懸念が表れた形です。
各ヘッジファンドも中国経済に対する弱気な見方を強めており、クレスキャット・キャピタル創業者のケビン・スミス氏は「中国にはもうこれ以上不可能なほど弱気になっている。だが新型コロナウイルスの問題が経済悪化のきっかけになるとますます確信している」と人民元売りを進めている模様。
一方、米国債の購入を続けているファンドのリーダー・キャピタルのジョン・レカスCEOは、独自の分析により感染の峠が3月初めに到来するという見方を表明しています。
米国株は上昇を続けていますが、リスクオンとは言えない状況、引き続き新型コロナウイルスに対する警戒が必要です。
ドル円のポイント
昨日の値動き⇒112.15付近で抑えられ大きく下落、一時間足SMA20を割ったあと、一時間足SMA20にレジスタンスされる形で更に下落、日足は陰線で終了となりました。
トレード戦略⇒現在は週足の下落トレンドと日足の上昇トレンドがぶつかるポイントに位置するため、今後は長期的なレンジ相場が続く可能性を視野に入れて取引します。112円台が日足上昇トレンドの天井となる可能性もあるので来週以降の値動きに要警戒です。